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2006-10-14

(9)二代藩主 松平頼常(よりつね)節公

一、名刀真守(さねもり)の物語 

 松平家には、名刀真守があり重要文化財となっています。真守は、平安時代の名工・真守が作った太刀です。
 初めこの名刀は、新羅三郎義光の佩刀だったが甲斐武田家に伝わり、武田信玄や勝頼の愛刀であった。後に徳川家康に伝わり『徳川三名刀』の一刀でしたが、家康は末子の頼房に与え水戸家の家宝としていた。ところが水戸藩主となった徳川光圀は自分が弟なのに水戸本家を継いだことを悩み、この名刀を兄の頼重に譲った。以来、高松松平家の家宝となっている。

 元禄年間、将軍綱吉の側近の柳沢吉保は、甲斐武田の出と称し、松平頼常に名刀・真守を見せて欲しいと言い、そのまま返さず、太刀の脛を黄金で飾り、武田菱を持って作り変え自分のものとした。
 頼常は、将軍の誉れ高い吉保の怒りを恐れ三千の家臣の生活も考え、太刀はとられたままになっていた。やがて綱吉の没後、吉保の権勢も衰えたので、頼常は吉保の子・吉里に真守の返却を申し入れしたが、拒絶された。ところが御三家の水戸徳川綱條は、柳沢氏に命じて頼常に真守を返却させたのである。

二、頼常の生い立ち

 頼常は光圀の長子だが、頼常だけしか子がなく、出生には光圀と同じ秘密があった。光圀は、自分が次男で水戸家を継いだことで、正室にも自身の子を作らせなかった。正室が二十一歳でなくなった後も正室も側室も持たなかった。

 ところが、こんな光圀も若い頃侍女の玉井弥智との間に一子をもうけた。光圀は、家臣の玄蕃に我が子を水にするよう指示したが、光圀に知らせず弥智をかくまった。その後、この子は鶴松と名づけられ、家臣の三浦始が引き取り京に移し、翌年叔父の頼重の高松城に連れて来られ、東の丸・御茶屋御殿に入り頼重の庇護で育てられました。

 水戸藩では、初代藩主頼房が死去、将軍家綱は光圀に登城を命じ、光圀は兄頼重・弟頼元・頼隆を集め自分が水戸家を継ぐ条件に、世継に兄頼重の子・松千代を要望、頼重が固辞したところ、光圀も席を立ってしまい水戸藩のためと弟達からの進言で、頼重も折れ松千代・綱方の世継が決まる。また、光圀の強い希望で、綱方の弟采女・綱條も水戸徳川家に養子入りした。光圀の頑なな性格がよく出ている。長男綱方が疱瘡で急死の後、第三代徳川綱條が誕生する。

 頼常は、二十二才のとき頼重の隠居とともに高松藩二代藩主となるが、実際は病気がちの頼重に代わり十八才から政務を司った。頼常は、光圀と頼重の政治姿勢を受け継ぎ、名君といわれる善政を行なった。
 しかし、藩の財政は頼重時代の城郭拡張・大修理・寺社の造営・江戸城西の丸普請の手伝い等に莫大な支出のため困窮したため、家臣の録の削減や倹約を実行し藩の勝手元を立て直した。

 また、栗林荘失対事業は特筆すべきものがある。水害・干害に困窮する領民のため、栗林荘の池をさらえ山をつくり、これに従事する人々に金銭や穀物を与え、領内の奇石珍木を集め、それを搬入する人々に賞を与え困窮を救った。このときの池の浚せつで近辺数か村の灌漑が出来ました。

そして、頼常四十四才のとき忠孝を基本におき、親不孝は俸禄を与えず不忠者は厳罰に処するとし、不必要なもの、華美なものを慎み、冠婚葬祭も簡略化するようにきめた『非常倹約令』を改正・制定した。
 是により、頼常から第三代頼豊には、二十万両もの資金が譲られる事になる。

三、学問の奨励

 頼常は、中野天満宮の南隣に講堂を作り、藩士及び庶民の優秀な者に経伝を講習させ、儒者松下見林・菊池武雅・岡井郡太夫・十河順安・根本弥右衛門・雨宮三哲を厚遇し学問を奨励した。
 頼常が将軍綱吉に儒学を講じたとき、綱吉はその学徳をたたえ『進徳』の二字を贈った。学問好きが幸いして綱吉の信任を買ったのである。


天性寡黙、直温、寛栗、好学不惓聞義能徒



二代、松平頼常 生没年:1652-1704
父:常陸水戸藩二代藩主 徳川光圀
義父:讃岐高松藩初代藩主 松平頼重
幼名:鶴丸
1673-1704 讃岐高松藩二代藩主
従四位上権中将
正室:(父:酒井忠清)
1680-1735 (養子)頼豊
松平頼侯
父:讃岐高松藩初代藩主 松平頼重
讃岐高松藩厄介
側室:樋口氏
1680-1735 頼豊

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tag : 真守 松平頼重 徳川光圀 失対事業 栗林荘 松平頼常

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2代 松平頼常(1652~1704)
父: 常陸水戸藩主 徳川光圀(1628~1700)
母: 親量院 お弥智(玉井徳之助女)
幼名: 鶴松
諡号: 節公
正室: 本壽院 松姫(酒井忠清女)
側室: 宝照院(岡見氏)
長男 頼泰
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